箔をより身近に-金沢の金箔メーカーが「箔ガラスコースター」発売

箔の持つ雰囲気に加えてさまざまな色などバリエーションが楽しめるコースター

箔の持つ雰囲気に加えてさまざまな色などバリエーションが楽しめるコースター

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 金沢の老舗金箔製造業「今井金箔(きんぱく)」(金沢市幸町、TEL076-221-1990)が昨年12月、強化ガラスに箔を挟み込んだ「箔硝子(ガラス)」のコースターを発売し注目を集めている。

金箔を挟み込んだ「箔硝子」コースター

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 同商品は、富山県のガラスメーカーと共同開発した強化ガラスで箔をサンドイッチ状に加工。金箔、銀箔、プラチナ箔を挟み込みさまざまな色の風合いを楽しめるように仕上げた。中でも、銀箔はいぶしたものを用い独特な文様を生み出している。ガラスに挟み込まれた箔には特徴的なひび割れが生じるが、これは箔をガラスに圧着させる際に使われる接着剤によるものだという。

 同社総務部長の今井美智子さんは「これまでは、金沢へお越しになった観光客の方々などに身近に感じてもらえるような金箔商品が少なかった。『箔硝子』は文字通り、表からも裏からもガラス越しに箔をのぞくことができて、箔の持つ素材感をより一層身近に感じてもらえる」と話す。

 「箔硝子」コースターの価格は1枚1,890円。このほか、茶室で使われる結界としても使用できる「箔硝子」結界(10万円)も用意する。本店は改装工事のため、3月中旬まで休業しており、商品は広坂店(金沢市広坂、TEL 076-221-1109)で取り扱っている。

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