金沢21世紀美術館(金沢市広坂、TEL 076-220-2800)のデザインギャラリーで現在、企画展「当房優子の色合わせの楽しみ Fun with color patchwork by Yuko Tobo」が開催されている。
女子美術短期大学衣服デザイン教室を卒業後、コスチューム・アーティストひびのこづえさんのアトリエに勤務した当房さんは、2001年からバッグや雑誌のオブジェ制作を中心に活躍。一つずつ手作りされる作品は色合わせの楽しさを提案。日常使いに制作されたバッグは同館のミュージアムショップなどでも販売されている。
同展では、当房さんが「普段の暮らしの中で好みの色合わせを気軽に楽しみ、役に立つものがあれば」と、色とりどりの布で制作されたバッグや残った小さな布を活用したマフラーなどをギャラリーの天井からつるすなどしてし空間を埋め尽くす。当房さんは作品を通して、「特別に個性的でない布も、色の合わせ方によりさまざまな表情を見せる。家に眠っている布や不用になった服など、身近な素材を用いて『あなたの色合わせ』を楽しんでみませんか」と呼びかける。
関連プログラムとして12月19日・20日(共に14時~)、子どもから大人までを対象に、ケイト・スポーン作の絵本「クレメンタインの冬じたく」の読み聞かせと同展の作品鑑賞を合わせたワークショップ「絵本を読もう」が開催される。
開場時間は10時~18時(金曜・土曜は20時まで)。月曜休場。来年1月11日まで。