サークルKサンクス(東京都中央区)は9月17日、石川県と共同開発した健康志向の弁当「食改さんのおすすめバランス弁当」を発売した。北陸地区のサークルKとサンクス397店で期間限定販売する。
同社では、県と「連携と協力に関する包括協定」を締結しており、「農商工連携の推進」「観光情報の発信」など複数の項目にわたって取り組みを進めている。
今回の項目は「健康増進・食育に関すること」で、県民の健康づくりを食生活の面からサポートする弁当を共同開発することになった。
今年2月から開発を始め、6月に県食生活改善推進協議会員18人が試食。それらの意見を踏まえ完成させたといい、「栄養のバランス」「カロリー値に配慮」「脂肪や塩分控えめ」をテーマにメニューを考案した。同社が石川県と共同開発した弁当を販売するのは初。
商品名は同協議員の名にちなんで「食改さんおすすめバランス弁当」とし、「中島菜」「五郎島金時」「加賀レンコン」「メギス」「こしひかり」など県産の食材を使用、地産地消にもこだわる。同社が取り組む地産地消企画「北陸MOTプロジェクト」の対象商品ともなっている。
同商品は10種類のおかずをバランスよく盛り込み、味付けは全体的に薄味に仕上げた。カロリーは約600キロカロリー、塩分は約3グラム、脂質は約12グラム。メニューは、ヒジキとクワイのサラダとゆで卵、ブロッコリーのコンソメ煮とキャベツと車麩のからし和え、県産「メギスのすり身」の磯辺揚げ・甘エビの唐揚・小松菜のゴマ和え、郷土料理の「治部煮」、加賀レンコンのきんぴら、五郎島金時の大学芋、中島菜と鮭のご飯(県産コシヒカリを使用)。
同社広報担当は「県民の健康づくりを食生活の面からサポートするため、栄養バランスのよい弁当に仕上がった。ぜひ食べてみてほしい」と話す。
価格は498円。販売は10月14日まで。