金沢商工会議所(金沢市尾山町9)が主催する「金沢創業応援塾」の平日コースが9月7日、開講した。
創業応援塾の取り組みは1995年度より全講義5日間のプログラムでスタート。昨年からは受講生の負担を減らすため内容を厳選し、2日間10時間の日程で創業のエッセンスをレクチャーする。講師はマネジメントワークス(金沢市竪町16)社長で、中小企業診断士、社会保険労務士として活躍する多田年成さんが務める。
今回の受講生は将来的に起業を考えているサラリーマン、経営面の知識を磨きたいスポーツインストラクター、すでにフリーランスのデザイナーとして起業している女性、コーヒーショップを開業予定の主婦など13人。
初日となる7日、多田さんはさまざまな起業の夢を持つ受講生を前に、「失敗しない起業をすることが大切」と強調。失敗のキーワードとして「思い込み、気まぐれ、ものまね、情報不足」を挙げ、これに陥らないために「自分をどう生かすか、どんな方針で事業をするのかを盛り込んで計画的に創業の準備を進めるべき」と話し、創業とビジネスプラン作成の基礎知識について講義を行った。
2日目はビジネスプラン作成演習と個別指導、グループディスカッションなどを行う。
同内容の週末コースが11月7日・8日にも開講される。時間は10時~12時、13時~16時。定員は15人。受講料は2,000円。問い合わせは金沢商工会議所専門指導課(TEL 076-263-1158)まで。