東京ドーム9個分の敷地面積を持つテーマパーク「日本元気劇場」(加賀市黒崎町TEL 0761-75-1100)が7月18日、グランドオープンした。
「地域の活力再生」をコンセプトに楽しさと娯楽性を追求する同劇場は、地方発「日本のブロードウェー」を目指し、国内外に向けエンターテインメントソフトコンテンツを発信、「見る・遊ぶ・体験する・ショッピング・グルメ」を満喫できる施設として、訪れる人に「元気のエネルギー」を提供するという。
メーンゲートとなっている「加賀砦赤門」をくぐると、昔ながらのまち並みを再現した風景が広がる。10の劇場で公演されるミュージカルやドラマ、約30種のアトラクションなど多彩なメニューを用意し、家族で一日中遊べるテーマパークとして年間200万人の入場を見込む。オープニングイベントでは、イメージキャラクターを務めるはるな愛さんが同劇場の専属劇団とともにステージを華やかに飾った。
目玉は、ほぼ原寸大で復元された戦艦三笠のオープンセット。全長80メートル、高さ50メートルの迫力で、9月に行われるNHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲」のロケ見学も予定する。
オープニングの特別公演では、葵陽之介さんが座長を務める「劇団朱雀」に早乙女太一さんが出演(8月10日~30日まで1日3公演)。同劇場オリジナルのミュージカルドラマとして、専属劇団員「HIROZ(ヒローズ)」の幕末ミュージカル「沖田総司の青春」と忍者アクション満載の「忍者ショー明日なき戦い」、同団員「劇女」の「おんなたちと新撰組」も上演中(8月31日まで)。
アトラクションは、専門のインストラクターから教わる「手裏剣道場」、天と地がひっくり返るパニック空間「からくり忍者屋敷」、鬼太郎が案内する「河童お化け屋敷」のほか、大型ゲームセンターの「元気プレイランド」、アスレチック施設「こども元気広場」、「足湯」、10月に完成予定の「フラワー大観覧車」など多様な施設を用意する。飲食店は、500人を収容できる大型食堂「元気食堂」、「信州十割蕎麦」、明治時代の海軍が食べた海軍カレーを提供する「海軍食堂」、いりたてコーヒーを提供する「元気カフェ」など多彩なメニューをそろえる。
同劇場広報の作本さんは「山中・山代・片山津の加賀温泉郷への呼び水となれば。多くの人に足を運んでほしい」と期待を寄せる。
営業時間は9時30分~22時。入園料は、大人=500円、小学生=300円、小学生未満=無料。園内1日フリーパス券は、大人=3,000円、小学生=1,500円、小学生未満=無料。アトラクションによっては別途入場料が必要。