金沢のギャラリー「こうさく舎くりくほ」(金沢市泉3、TEL 076-241-3890)で現在、「夏の帽子とアクセサリー展」が行われている。
「こうさく舎くりくほ」は、金沢生まれで陶芸家の新村秀人さんと、東京生まれでコサージュ作家のシンムラトモコさん夫妻が、それぞれの創作活動と並行して営む小さなギャラリー。築180年余りの自宅(町家)の一部を改装し、自身の作品のほか他にはない「ひと味違う」作家の作品を並べている。
今回の企画展では、Tシャツなどカジュアルなスタイルが増える夏のアクセントアイテムを集めた。CMを中心に活躍しているはんだけいこさんや、百貨店での取り扱いもあるLionneさんの夏らしい素材・デザインの帽子を中心に、2人が薦めるシルバーやガラスでできた作家もののアクセサリーが並ぶ。
トモコさんのコサージュはヨーロッパの伝統的な手法に基づいて一つひとつ丁寧に手づくりされたもので、オリジナルのオーダーも可能。古い着物をコサージュにリメークしてほしいという依頼も多いという。
「くりくほ」の名前は「北陸」を逆さにしたもの。日本語のやさしい響きが気に入って付けたが、「『裏日本』と揶揄(やゆ)される北陸から、自分たちなりのものを発信していきたい」(秀人さん)との思いも込められている。
営業時間は13時~18時。月曜・火曜定休(会期中無休)。7月5日まで。