金沢の竪町商店街に今年3月開校した「タテマチ大学」(金沢市片町1、TEL 076-292-1559)でこのほど、「部活」と「ゼミ」が発足し、5月28日には「キレイ部」が1回目の活動として「資生堂メーキャップ実習」を実施した。
「部活」と「ゼミ」は、NPO法人「金沢マチナカ大学」が若者を対象として、金沢で活躍する経営者や著名人を講師に招き、「挑戦し続ける魅力的な大人たち」をテーマに運営する中、受講者の希望から生まれたという。竪町商店街の空き店舗を利用した教室には、昔ながらの黒板や学校用のいすを設置し、懐かしい学校の風景を再現している。
新設された「部活」と「ゼミ」は、それまでの1回ごとの「授業」とは異なり、受講生が興味を持つテーマに的を絞り継続的に活動する。現在、「部活」には、学生の実態をリサーチ・分析する「学生研究部」(6月1日に2回目のミーティング)、プロの和太鼓奏者を講師に和太鼓演奏でフィットネス効果を狙う「和太鼓部」(6月4日)、女性がきれいになるための「キレイ部」が活動する。「ゼミ」では、金沢のまちづくりについて考える「金沢まちづくりゼミ」が6月8日にスタート。月1回の活動を行う予定。
「キレイ部」の1回目の活動では、資生堂北陸支店ビューティーコンサルタントの村井泉恵さんが女性部員20人にメーキャップの技術を指導した。部員は資生堂のメーク商品を使い、肌のケアやメイクのコツなどを実習。リフトアップ効果を狙ったファンデーションの塗り方や、見落としがちな横顔の見え方などについて意識を高めた。今後、同部では「体の内面からキレイを磨く」などのテーマで年4回ほどの活動を予定している。
「授業」「部活」「ゼミ」への申し込みは、PCやモバイルサイトから「タテマチ大学」にアクセスし、必要事項を記入して予約を取る。同大学スタッフの宮川真也さんは「今後は、『マネーの虎』のようなスタイルで起業家を発掘する『起業家塾』や、ビールメーカーや日本酒組合とコラボした部活なども開設する予定。興味のある分野に気軽に参加し学んでほしい」と参加を呼び掛ける。