暮らす・働く

金沢大学の研究者が能登の活動を報告 学生プロジェクトの発表も

会場の様子

会場の様子

  • 2

  •  

 「のと里山里海未来創造シンポジウム 能登とともに、未来をつくる」が1月31日、金沢商工会議所(金沢市尾山町)で行われた。主催は金沢大学・能登里山里海未来創造センター。

「のと里山里海未来創造シンポジウム 能登とともに、未来をつくる」

[広告]

 金沢大学が能登半島地震被災地の復旧・復興に取り組むために設置して2年となる同センター。文理医分野を抱える総合大学として中長期的な視点でさまざまな活動を行っている。当日は、研究者と「のと未来創造学生プロジェクト」に採択された学生代表合わせて17人が壇上で活動を報告したほか、ポスターを使った発表があった。会場には100人ほどが集まった。

 地震後に輪島へ移住し、同センター特任助授として被災者支援を実践・研究しているという阿部晃成さんは、集落が避難などで離散してしまう現状に対し地域コミュニティの重要さを訴え、情報共有する新聞を作成するなど集落の自治を支援する取り組みを紹介した。

 同センターのひとづくり部門は、防災・復興人材を育成するプログラムの開発や、外部支援者をコーディネートしたり、ネットワーク構築したりする実践的な研究を報告した。

 同大融合研究域融合科学系・講師の豊島祐樹さんは、能登町で協議会や住民ワークショップなどを開催し、復興まちづくり計画策定の支援を行ったという話をした。宇出津に所有する古民家が被災したが、「宇出津コミュニティラボ」として再生し、地域研究や住民が活用できる場として試行していくという。

 同大理工研究域の研究者らは、4メートルの隆起で露出した輪島市の海底の堆積層や地形を調査した報告や、変化した海底環境が海洋生態系に与える影響などを紹介した。

 同学生プロジェクトは、医薬保健学域の学生が珠洲市で子どものための自習室を開設し、勉強する場や受験勉強の指導を提供した事例を報告したほか、地域創造学専攻の学生が音楽を学ぶ学生と共同で能登の小学校5校に赴いて音楽祭を行った事例を発表した。

ピックアップ

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース