「加能ガニロボットコンテスト」が12月14日、ITビジネスプラザ武蔵(金沢市武蔵町)で行われた。
主催は金沢市産業政策課を中心とした加能ガニロボットコンテスト実行委員会。石川県産ズワイガニの「加能ガニ」をモチーフにしたロボットで得点を競うコンテストで、今年で7回目になる。石川県在住の小学4年生~6年生が対象。優勝者には2026年に福井県で行われる「ご当地こどもロボコン全国大会」への出場資格を与える。地元IT企業や高専が運営と車検、審判、採点などに協力した。
当日は、トーナメントに進んだ16人の小学生のほか、予選で敗れた選手や保護者など約50人が集まり、熱い声援が飛び交った。プログラムで自律自走するロボットが、指定エリアまでカニの卵に見立てた赤いボールを運び、同エリア内で金と銀のボールを集め、スタート地点まで持ち帰ったボールの数などで得点を競った。
優勝した「わくわく小松塾Akari」さんには副賞として本物のズワイガニを贈った。「予選では9位だったが、本戦前にプログラムを修正して、うまくいった。この調子で全国大会でも勝ちたい」と話す。惜しくも決勝で敗れて2位となったのは「カニ皇子@金沢ロボ活」さんだった。
デザイン賞はフエルトの手芸で完成度の高い加能ガニを作ってロボットを飾った選手に授与。アイディア賞は、最年少にもかかわらず投網でボールを集めるロボットにチャレンジした選手に授与した。