アウトサイダーアーティストによる作品展示会「HAPPY SMILE ART in 三井ガーデンホテルズ」が11月1日から、三井ガーデンホテル金沢（金沢市上堤町）で開かれている。

「HAPPY SMILE ART in 三井ガーデンホテルズ」

　三井不動産ホテルマネジメント（東京都）が、障害があるアーティストなどの販売活動の支援を行う団体「グループハッピースマイル」とコラボして2022年から国内の三井ガーデンホテルズ館内で行っている展示会。金沢での開催は3回目。本年度は岡山、仙台で開いたほか、京都でも開く。

　絵画や立体作品、インスタレーションなど49点を展示。うち、石川県内からは13人のアーティストが16作品を出展している。展示に協力した金沢アート工房の代表・国枝千晶さんは「ホテルのロビーで国籍や年齢性別を問わず多くの人が作品を見てくれたら作家の大きな励みになる。金沢にはこんな作家がいるのだと知ってもらいたい。展示期間が約2カ月あり、前期と後期で作品を入れ替える。会場には作家に届くメッセージBOXもあるので、一言添えてもらえれば」と話す。

　出展している地元アーティストの一人・高木重寿さんは紙粘土を用いた精巧な立体作品を1600点以上制作してきた。同展示ではガラスケースの中に野菜や昆虫、エビなどをモチーフに新作を用意した。高木さんは「たくさんの人に見てもらえるのはうれしい。一つ一つの作品にストーリーがある。じっくり見てほしい」と話す。

　観覧自由。前期展は12月5日まで。後期展は12月6日～1月8日。