
カフェ「BONNY BUTTERFLY(ボニー バタフライ)」(金沢市東山1)が7月7日、ひがし茶屋街にオープンした。
ひがし茶屋街にオープンしたカフェ「BONNY BUTTERFLY」
経営は、建築家、デザイナー、植栽業、家具設計などに携わる異業種5人から成るチーム。配電盤などの電気設備を製造する「大日製作所」(野々市市扇ヶ丘)社長の永山領一さんが店長を務める。永山さんは「本業の金属加工技術を生かしたプロダクト製作を友人同士で行おうと考えたのが始まり。プロダクトを販売するスペースを兼ねて、インバウンドにも受け入れられるようなカフェを、5人それぞれの得意分野を結集して開いた」と話す。
店舗面積は約14坪。大正時代に建てられた築120年前後の町家を改修し、席数は、カウンター2席、テーブル13席、テラス席3席を用意。銅がさびて現れる緑青(ろくしょう)の色をメインカラーとして柱や手作りのテーブル裏に配色し、高さ約3.5メートルのエバーフレッシュの木を中心にグリーンを多く設置した。
提供するのは、「ベーカリーパーラー Good Day」(八日市出町)に特注したオリジナパンをテーブルに用意したグリルで焼く「小さなパンたち」(1,300円)。コンフィチュールやシナモンホイップ、ピーナツバター、生ハムなど5種類のトッピングが選べる。ソフトクリーム、シェイク、コーヒーのほか、アルコールのメニューも充実させた。
永山さんは「店名は『わくわく』『刺激』を意味する単語とスラングを組み合わせた。ドアの取っ手にスケートボードの部品を使ったり、店舗のミニチュアを置いたりと、遊び心が詰まった空間を目指した。今後はオリジナルプロダクトの販売にも力を入れていきたい」と話す。
営業時間は10時~18時。