発酵酒場「金沢天晴 山藤濁酒研究所（かなざわあっぱれ やまとどぶろくけんきゅうじょ）」が6月23日、複合施設「糀（こうじ）パーク」（金沢市大野町4）にオープンした。

糀パーク内にオープンした「金沢天晴 山藤濁酒研究所」

　運営は「ヤマト醤油味噌（しょうゆみそ）」（同）。しょうゆの五大名産地の一つとして知られる大野地区で発酵食品を製造し、13カ国にしょうゆやみそ、こうじなどを輸出しているという。

　オープン理由について、社長の山本晴一さんは「工場見学や発酵体験を目的に糀パークを訪れる海外旅行者も増えている。こうじや発酵調味料の幅広い使い方を多くの人に発信したい」と話す。

　看板メニューに掲げるのは、新たに開発した2種類のこうじ調味料を使った「糀バーガー」と自家製の「どぶろく」。国産レモンを皮ごと入れたレモン塩こうじの「糀バーガー サーモンフライ レモン塩糀」としょうゆで漬け込んだこうじを燻製（くんせい）にした「糀バーガー プルドポーク 燻製醤油糀」（以上、1,300円）を好みのどぶろくとのセット（各1,800円）でも用意する。

　どぶろくは「甘にごり」「酸にごり」（以上、600円）。「2種飲み比べ」（同）も選べる。ノンアルコール飲料として「しゅわしゅわ玄米甘酒」「糀レモネード」（同）も用意する。

　山本さんは「しょうゆ、みそ、どぶろくは、こうじ菌、酵母菌、乳酸菌が含まれたスーパーフード。発酵食の楽しさを国内外に提供できれば」と話す。

　営業時間は10時～17時。火曜・水曜定休。