金沢の人気観光スポット「ひがし茶屋街」(金沢市東山1)で今月14日~16日、伝統工芸の加賀友禅の意匠を取り入れたあんどんを設置し、日中とは違った幻想的な空間を提供する「夏の夜 夢あかり」が開催される。
高さ170センチほどの加賀友禅のあんどんや、二俣(ふたまた)和紙の小あんどん約200個が、茶屋街をほのかなあかりで彩るこのイベントは今年で2回目。あんどんは乾電池で灯すが、ゆらゆらとした光が幻想的で、日中は雪が降る時期にしか使われない融雪装置を稼動させ、涼も呼び込むという。金沢市観光協会の今川さんは「観光客はもちろん、帰省客や地元の人にもぜひ足を運んでもらいたい」と話す。
期間中、「ひがし茶屋街休憩館」と同茶屋街の各店舗で、加賀友禅のタペストリーなどの伝統工芸品の展示も行う。
融雪装置の稼動時間は9時~18時ごろ。あんどんの点灯時間は18時30分~20時30分。雨天中止。