ヘッドラインニュース
街の「いきいき度」を色分け診断-アトリエ・ワンがプロジェクト始動
(2007年04月10日)
場と人とがつながり合って「いきいき」とする空間にあふれた街-。半年後の金沢に思いを馳せて、建築家の塚本由晴さんと貝島桃代さんによるユニット「アトリエ・ワン」が「いきいきプロジェクトin金沢」を4月1日から開始した。
プロジェクトは、「街は、空間と使う人の思いが合致してこそいきいきとする」というアトリエ・ワンの考えに基づき、金沢21世紀美術館(金沢市広坂1、TEL 076-220-2800)が主催する。
期間中、アトリエ・ワンのメンバーが金沢工業大学の学生らとともに金沢市内を探検して街の「いきいき度」をサーモグラフィーのように色分け診断し、一方で街の中で活動する人々の映像CMを制作するなどの活動を重ねた上で、建物の改装や家具づくりなどを通して空間づくりを提案する。家具の制作やCMの映像編集は金沢21世紀美術館プロジェクト工房で行われ、同館の長期インスタレーションルームでは、「黒板地図」を使ったワークショップが開催されるほか、グループ活動紹介のCMが上映される。
塚本さんは「20世紀は新しいものをつくってきた生産の時代だった。20世紀がやり残したこと、気づかなかったことを課題として21世紀につなげていきたい。金沢は、古い町並みが残って歴史が感じられる一方、新しい建物も存在する魅力的な街。個人ではどうにもできない豊かさを持っている。古い家はまるで庭のような存在で、建物も含めた庭園都市のよう。そこに新しいことが起きそうな気配を感じる。金沢の宝を生かしながら、自分が持っている金沢に対する期待に、自分たちが応えられるようにしていきたい」と話している。
開始日となる4月1日には、アトリエ・ワンがこれまでに制作した作品「スクール・ホイール」と「ファーニ・サイクル」が公開された。日本初公開となる「スクール・ホイール」は昨年韓国の釜山で開催されたビエンナーレのために制作された車付き教室で、黒板やテント、照明器具を備えた屋台に椅子やテーブルが収納されており、「どこでも教室、だれでも先生」をコンセプトに移動先で青空教室が実施できる。今後、プロジェクトでの活動のほか街中や広場、夏祭りなどでも使用していく予定だという。金沢21世紀美術館の所蔵作品「ファーニ・サイクル」は家具と自転車が合体した作品で、上海で制作された。また、長期インスタレーションルームでは、黒板地図に金沢市中心部の桜や花見の情報を書き込むワークショップが始まり、黒板は同ルームに展示されている。
同プロジェクトは9月17日まで実施される。
金沢21世紀美術館
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://kanazawa.keizai.biz/headline/29/trackback.html
アーカイブ
石川の木工家具職人10人が作品展-金沢・しいのき迎賓館で 金沢市のしいのき迎賓館(広坂2、TEL076-261-1111)で5月17日、「いしかわの家具職人展『木の力、手の力』」…
部分日食観測に石川県庁展望ロビー開放-開場を4時間前倒し 石川県庁は県内で大規模な部分日食が楽しめる5月21日早朝、19階の展望ロビーを観測者に開放する。
金沢発「人工知能搭載ピッチングマシン」-ダルビッシュ選手の変化球も自在に 西野製作所(金沢市北安江3)が人工知能を搭載したピッチングマシンを完成させ、石川県産業展示館(袋畠町)で5月17日~19…
兼六園など金沢の名所でウエディング写真-撮影サービス、人気に 兼六園や金沢21世紀美術館など金沢市内の観光地でウエディング写真を撮影する新郎新婦が増えている。
金沢の不動産会社、自社制作番組をネット配信-営業マンが物件PR タカラ不動産(金沢市芳斉2)は今夏から、自社制作の不動産賃貸情報番組を動画共有サイト「ユーストリーム」を使って配信する。
