金沢駅近くの住宅地に11月13日、「カオサン金沢ファミリーホステル」(金沢市駅西本町、TEL 076-232-2056)がオープンした。
浅草をはじめ京都や札幌など全国に「カオサン」ブランドのホステルを展開する「万両」(東京都・墨田)が10店舗目としてオープンした同館。ゲストハウスの出店が相次ぐ金沢駅の兼六園口とは逆方面の金沢港口から徒歩10分圏の立地。
元学生寮を改装した建物は4階建て、延べ床面積は867.53平方メートル。客室は、4人用個室12室、5人用2室、ツインルーム6室、8人用ドミトリー2室の計22室を備え、約80人を収容する。1階にはフロントと24時間利用可能なキッチン・リビング・ダイニングの共用スペースを置き、2階以上の客室は畳敷きの和室が中心となっている。
「東京では外国人客が多数を占めるが、金沢のプレオープン期間には出張サラリーマンの利用が多かった。金沢ではローカルの日本人と外国人の交流の場も増えるのでは」と話すのは、同館マネジャーの谷晃一さん。今後は、ファミリー客向けのキッズスペースやコミックルームも開設する。谷さんは「外国人客などの長期滞在は東京よりもポテンシャルがあると思う。金沢を拠点に能登や飛騨・高山などを巡る旅人らの拠点にもなれば」と期待を寄せる。
営業時間は8時~21時。チェックインは15時~21時、チェックアウトは11時まで。宿泊料は、ドミトリー=2,500円~、個室=3,500円~。