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金沢に町家バー 銀座の有名店が出店、明治築の旧家に100坪の日本庭園も

300坪の明治時代の邸宅をリノベーションした「BAR かなざわ紋-MON-」

300坪の明治時代の邸宅をリノベーションした「BAR かなざわ紋-MON-」

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 浅野川近くの彦三町1丁目バス停近くに、「BAR かなざわ紋-MON-」(金沢市彦三町1、TEL 076-234-0153)がオープンして1カ月が過ぎた。

【360°パノラマ】 「BAR かなざわ紋-MON-」

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 東京・銀座に店を構える、各界の有名人・著名人が通うことで知られる「サロン・ド・慎太郎」の金沢店となる同店。金沢が好きでプライベートでもよく訪れるという店主の矢部慎太郎さんが、明治時代築で300坪の敷地に建つ邸宅と出会い、出店を決めたという。

 同店を切り盛りするのは、本店で修業を積んだママの前田一寿妓さんとおかみの加賀美藍さん。加賀美さんは広告業界でCM制作などを手掛けていたが、縁あって生まれ育った東京を離れ、おかみ業に転身した。「生活が180度変わった。大好きな金沢の方々とのつながりに助けられている」と加賀美さん。

 金沢市指定文化財の候補に挙がったこともあるという200坪の「金澤町家」1階には、8畳~15畳の客間3部屋を設け、全ての部屋から浅野川望む100坪の日本庭園を鑑賞することができる。2階には庭園を見下ろすカウンターバースペースと、8名までの個室を用意する。

 11月4日~8日は、工芸、食、街並み、芸能を組み合わせて金沢の魅力を発信するイベント「かなざわ燈涼会(とうりょうえ)」の一環として、同店のコ―ディネーターも務める陶芸家・川崎知美さんや、地元作家の作品を展示した「wonder space」を開催。ギャラリーカフェとしても営業した。今後も同店の特徴である町家や日本庭園を地元作家などに提供し、金沢の文化に力添えしていく予定という。

 加賀美さんは「この空間を利用して、芸妓(げいこ)さんを呼んでのお茶屋バーとしても使っていただいている。ゆったりとした時間を提供できれば」と話す。

 営業時間は18時~24時。チャージは6,000円。

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