金沢の浅野川大橋近くに9月19日、根菜料理と魚介を中心としたおばんざいの店「町屋ごはん 東山やつはし」(金沢市東山3、TEL 076-208-3983)がオープンして1カ月がたった。
飲食関係のサラリーマンとして金沢や京都、札幌など各地で経験を積んだ店主の八ッ橋紀和さんが独立して開いた同店。「金沢で店を開くなら町屋で」と物件を探していたところ、築100年の元商店の町屋に出会い、リノベーションして店舗を完成させた。約18坪の店内には、カウンター8席、テーブル席14席を設ける。
ランチは、カニ、甘えび、イカ、サーモンなど市場直送の魚介を巻いて食べる「金沢彩り手巻きずし」(上・2,000円、特上2,500円)。「金沢の味が楽しめるうえ、自分で巻くのが楽しい」と観光客を中心に好評だという。14時30分~18時は、造りなどの簡単なつまみとビールのセット(1,300円)を提供する「ちょい飲みタイム」を設ける。
夜は、おばんざいを中心に石川県の地酒など酒に合う食事を振る舞う。おすすめメニューは「加賀蓮根の天ぷら」(680円)、「五郎島金時スティック」(600円)など加賀野菜を中心とした旬の根菜料理、「こんか鯖(へしこ)」(550円)、「白海老唐揚げ」(980円)、「一夜干焼き鯖」(750円)などの海鮮料理、「くるまぶ煮とたまご」「たたきゴボウ胡麻あえ」(以上500円)などのおばんざい各種。
八ッ橋さんは「観光客だけでなく、地元の方にもたくさんお越しいただいている。お酒も豊富なので、おばんざいをつまみに気軽に楽しんでもらえれば」と来店を呼び掛ける。「笑い声が絶えない楽しい店を目指していきたい」とも。
営業時間は11時30分~22時30分。