金沢の主計町茶屋街にある日本酒バー「SAKEBAR數(KAZOE)」(金沢市主計町3、TEL 090-6814-6773)で9月6日、映画「一献の系譜」の上映会が開催される。
同作は、能登半島の先端付近と珠洲市・能登町が発祥の地とされる杜氏(とうじ)集団「能登杜氏」による酒造りの世界を追った、石井かほり監督によるドキュメンタリー映画。石井監督は、奥能登の揚げ浜塩の職人たちを描いた「ひとにぎりの塩」(2011年公開)を手掛けており、能登を舞台にした映画は2作目。
利き酒師の資格を持つ店主・高木真琴さんがえりすぐった全国の銘酒と地酒を提供する同店を何度か訪れた石井監督が、浅野川沿いの風情ある店の様子を見て「こんなところで日本酒を飲みながら上映会ができたら」と話していたこともあり、今回の開催に至ったという。
上映会では、監督を招いて酒造りと能登を語る懇親会も行う。出演する能登杜氏が造った映画にちなんだ日本酒、能登の食材を使ったおつまみなど軽い食事を振る舞い、日本酒とともに楽しむ「ぜいたくなひとときを」提供する。
高木さんは「お酒を傾けながら楽しみたい作品。監督と直接話をすることもできるので、この機会にぜひ参加していただけたら」と呼び掛ける。
開催時間は、第1部=12時~15時、第2部=16時30分~19時30分、第3部=21時~24時。各回15人入替制。参加費8,000円。