金沢の片町近くの犀川沿いに7月30日、伝統工芸を内装に取り入れた「ASIE Cafe(アジーカフェ)」(金沢市千日町、TEL 076-287-3003)がオープンした。
店内はカウンター8席、ソファ2卓7席、テーブル10卓26席を設け、ソファやテーブルには輸入家具を使う。カウンター席からは犀川や緑、街の景色を望むことができる。
ひがし茶屋街で伝統工芸品を扱うセレクトショップ「縁煌(えにしら)」(東山)が運営する同店。店内には、箔(はく)デザイナー高岡愛さんが制作した「箔シャンデリア」や若手九谷焼作家による陶板画、金工作家の作品などを展示。作品をインテリアとして取り入れた、伝統工芸と融合した空間づくりにこだわっているという。
メニューはイタリア料理店で経験を積んだシェフが作るボンゴレビアンコなどの「パスタ」(800円)、「自家製ソーセージ3種盛り合わせ」(900円)をはじめとした欧風料理や、国内で食べられる店は珍しいというベトナム料理「ブンチャー」(800円)などのアジアンフード・スイーツ・カフェメニューと国際色豊か。ドリンクはワインや輸入ビールなどのアルコールのほか、手搾りのフレッシュフルーツジュース(650円)、オリジナルブレンドのコーヒー(450円~)、紅茶(450円~)などを提供する。
代表の野原歩さんは「店内のアートワークをはじめ、犀川や緑を望むロケーション、料理やドリンクに至るまで、すべてにこだわりが詰まった店。この空間で、時間をぜいたくに過ごすというライフスタイルの提案をしていきたい」と語る。
営業時間は11時30分~20時。木曜定休