金沢の近江町市場に3月26日、金沢おでんや新鮮な魚介などを提供する「市場めし あまつぼ」(金沢市下堤町、TEL 076-208-3571)がオープンした。
1964(昭和39)年創業の老舗居酒屋「あまつぼ」(柿木畠)が手掛ける同店。昨年50周年を迎え、新たな50年をスタートするために新店舗を計画。同市場エムザ口近くにある大正時代の町家を改装し、開店に至った。
メニューは、金沢おでんと市場で仕入れた新鮮な魚介を中心に、気軽に楽しめる金沢の料理をそろえる。じっくり煮込んだおでん(150円~)は、「車麩(くるまふ)」「赤まき」「梅貝」など金沢らしい具を含めた18種類以上を用意。刺し身は、その日入荷した旬の魚介を好みや人数に合わせて提供する。「日替わりランチ」(880円)や定食(1,280円~)、丼も用意し、観光客には「日本海海鮮丼」(2,500円)、「近江町海鮮丼」(3,000円)が人気だという。酒は県内の地酒(480円~)約20種類をそろえる。
1・2階併せて70坪の店内は、カウンター14席、テーブル席10席、土蔵の個室10席(×2室)、大広間30席で、少人数から団体まで対応する。
雨坪毅樹社長は「開店から連日、たくさんのお客さまにお越しいただいている。地元の人には『ちょっと一杯』の気分で、仕事帰りなどに気軽に立ち寄ってもらえれば。観光客の皆さんには、金沢の味をゆっくりと楽しんでいただきたい」と来店を呼び掛ける。将来的には朝の営業も計画しているという。
営業時間は11時~21時。水曜定休。