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宿泊特化型「金沢 彩の庭ホテル」オープン-金沢の街並み・町家をイメージ

長期滞在を考慮したプレミアムタイプの室内

長期滞在を考慮したプレミアムタイプの室内

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 金沢駅西エリアに3月9日、観光客向けの宿泊に特化したコンセプトホテル「金沢 彩の庭ホテル」(金沢市長田2、TEL 076-235-3128)がオープンした。

ホテル館内をパノラマで見る

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 敷地面積4593平方メートルに、延べ床面積4938平方メートルの4階建て。部屋は2人から利用できる19平方メートルのスタンダートタイプ(1室1万3,000円)から、5人まで利用できる75平方メートルのプレミアムタイプ(1室5万5,000円)の6タイプ計64室を用意する。平均客室面積は40平方メートルで、市内のホテルで最大規模だという。価格には和洋ビュッフェの朝食が含まれる。(価格は全て税別)

 「金沢の別邸」をコンセプトとした同ホテルは、金沢の街並みや町家をイメージした作りで、建物を4つの庭が取り巻く。正面エントランスの「森の庭」と「川の庭」の敷地内には、白山山系から犀川を経た大野庄用水が流れ、金沢の風情を紡ぐ水の流れ演出する。「中の庭」は金沢の町家の坪庭をイメージ。ロビーや風呂から望むことのできる「山の庭」は、金沢の里山をイメージして作られた。ホテル内を「工芸回廊」に見立て、客室の入り口やロビー、ライブラリーなどで若手工芸作家の作品を楽しむことができる。

 同ホテルは、市内で建設関連事業を行う高田産業が運営する。副業化を目指し本社工場跡地を活用した。北陸新幹線金沢開業を見据え、ターゲットを国内外からの個人の観光客に絞った。本郷一郎支配人は「夕食を提供しない『宿泊特化型』とすることで、宿泊部門に集中することにより、きめの細かいおもてなしが可能になる」と話す。県内産食材や地元の調理法を採り入れた和洋ビュッフェの朝食にもこだわるという。

 本郷さんは「『金沢コンシェルジュ』を目指し、金沢の観光スポットから飲食店までを熟知したスタッフがそろっている。上質な金沢の空間と時間を五感で感じられる『金沢の別邸』で金沢風を体感してほしい」と利用を呼び掛ける。

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