金沢の近江町市場近くに12月12日、保存食のセレクトショップ「保存食専門店 stoock」(金沢市尾張町2、TEL 076-255-1283)がオープンした。
金沢で人気のイタリアン居酒屋「BACARO」(金沢市元町2)の運営や、「金沢のピクルス」の販売を手掛けるKAMIYAが運営する。同店代表の上宮大輔さんは「自分たちが好きな保存食で今まで経験のない対面販売での物販にチャレンジしたい」と開店への思いを話す。
取扱商品は、北陸3県で作られている少量生産の商品が中心。石川県能美市に店を構えるハム・ソーセージ工房「シャルキュトリー ガリビエ」のウインナーやハムを始め、富山県氷見市の魚問屋が手掛ける「つりや」の魚介の薫製、石川県珠洲市のパン店「古川商店」のラスクやクッキーなどこだわりの商品が並ぶ。
石川県七尾市のイタリア料理店「イル・ピアット・ハタダ」のパスタソース「まんでとまと」(800円)や、野々市市のフレンチレストラン「ビストロ ウールー」のりんごバター(560円)など、飲食店が手掛ける保存食もそろえる。各店舗のギフトセットや、同店がセレクトしたオリジナルギフト(1,800円~)を用意するほか、店内の好きな商品を詰め合わせてギフトセットにすることもできる。(価格は全て税別)
上宮さんは「生産者や調理人が手間暇かけて作った保存食を通して各店の魅力を知ってもらいたい。品ぞろえはまだまだこれから。この店に来れば北陸のこだわりの保存食がそろうというラインアップにしたい」と意気込みを話す。「地元に愛される店づくりをしていきたい。尾張町商店街は対面販売している店が少ないので、商店街の活性化につながれば」とも。
営業時間は11時~19時。今後は店内にイートインスペースを設け、ドリンクなどを提供する予定という。