JR金沢駅(金沢市木ノ新保町)の東口、鼓門前で6月29日、「マイケル・ジャクソン命日追悼ダンスイベント」が開催された。
2009年6月25日に亡くなった世界的歌手マイケル・ジャクソンさんをしのび、街中で突然パフォーマンスをする「フラッシュモブ」が全国で行われている。今年は8カ所で開催され、金沢は今年で2回目の参加。
15時ちょうどに鼓門に集まった参加者たちは、マイケルさんに向け黙とうをささげた。その後、「Beat it!」が鳴り響くと、マイケル・ジャクソン役の高木博登さんが華麗なダンスソロを見せる。曲が盛り上がり始めるにつれ、背後からダンサーたちが合流し、練習を重ねた一般の参加者たちも合流。大人数のフラッシュモブダンスの列が完成した。
今年の開催場所は「金沢らしさをアピールできる場所」ということで金沢駅前に決め、来年に迫る北陸新幹線開業のPRも兼ねたという。イベントには北陸新幹線開業PRキャラクターひゃくまんさんも参加し、独特のダンスで見物人を魅了した。
参加者には大きなカツラや、カニ、たい焼きなどのかぶり物をかぶるなどコスプレをして踊る人も。ひゃくまんさんのコスプレを披露した女性は「今日の出来は120点」と笑顔を見せた。
主催したクラブCoCoの楢本さんは、「地域の皆さんが集まって楽しく踊っていただいた。天国のマイケルに届けたい」と語り、「地元石川にいよいよ新幹線が開通するということも、地域の皆さんでお祝いして全国へPRできたら、もっと観光客も増えてにぎわいにつながるのではないか」と、金沢のさらなる活性化を願う。