金沢市のダイエー跡地に4月26日、金沢初のタルト専門店「デュ・ボンタン」(金沢市袋町、TEL 076-282-9948)がオープンした。
場所は、同日開業した地上10階建ての複合施設「ル・キューブ金沢」のうち1~3階部分を占める商業施設「かなざわはこまち」の1階。他に和食店、イタリアンレストラン、美容院、接骨院などがテナントとして出店しており、金沢の新名所として注目を浴びている。
同店の店舗面積は34坪で、テークアウト用商品の販売コーナーと、プロバンス風の白とブルーグレーを基調としたイートイン用のテーブル席を用意。常時10種類ほどのタルトと、ドリンクメニューなどを提供する。
「ベリーベリータルト」(583円)、「バナナとチョコレートのタルト」(497円)など、フルーツ系のタルトがメーン。時間がたってもサクッとした食感が楽しめるパイのタルト生地を使用する。素材には国産のものや生産者と密着した信頼を持てるものを使っていきたいという。
パティシエの谷沢有紀さんは「近江町市場やエムザがある武蔵という土地柄、平日の客層は年配の方が多く見受けられる。自分の祖母の好きなものをイメージした商品も開発していきたい」と意気込む。しっとりとした食感のクッキータイプのタルト生地を使用した「かのこ豆のタルト」(420円)や「モンブラン」(573円)なども用意する。
谷沢さんの思いを受け、フロアマネジャーの飯田千鶴さんは「第3のおうちと思ってもらえるような、ホッと一息つけるお店になりたい。店員を子どもや孫のように思って会いに来る感覚で気軽にお店に足を運んでもらえれば」と呼び掛ける。
営業時間は10時~20時。