北陸鉄道(金沢市割出町)は2月22日、3月1日、8日の3日間、石川線の始発駅・野町~終着駅・鶴来間で「地酒でんしゃ」を臨時運行する。
同社では季節に合わせて「納涼ビール電車」や「おでん電車」といった企画列車を臨時運行し、好評を博している。「おでん電車」内では地酒を提供した前例もあることから、石川県酒造組合連合会と連携して、今回が初となる地酒をメーンとした列車を企画した。
車内では、宗玄酒造(珠洲市宝立町)、福光屋(金沢市石引)、菊姫(白山市鶴来新町)など、能登・金沢・加賀を代表する酒造所の地酒15銘柄を提供。各日5銘柄を楽しむことができ、どの日にどの銘柄が出るかは「乗車してからのお楽しみ」となる。
地元の野菜や治部煮などの郷土料理を中心に、酒に合うよう工夫した特製ご当地弁当も提供する予定。食べ物や飲み物の持ち込みは自由。
同社企画部川端さんは「電車内で地酒を飲むというのは、普段なかなか味わえない体験。非日常の空間と共に、県内自慢の地酒と料理を楽しんでもらえれば」と話す。
貸し切りの臨時電車は野町駅を17時15分に出発し、鶴来駅に17時45分到着。鶴来駅では約35分間停車後、18時20分に同駅を出発。野町駅へ折り返して18時53分に到着する。
参加費は1人4,000円(電車往復運賃込み)。定員は各便50人。要予約。2月22日、3月1日便は既に満席となっている。申し込みは同社鉄道部企画列車係(TEL 076-272-2221)まで。受付時間は月曜~金曜の9時~17時。