金沢市の香林坊大和(金沢市香林坊1)は来年1月2日の初売りで、福袋としてポニー1頭を売り出す。
来年の干支(えと)の「午(うま)」にちなみ、「乗馬クラブクレイン」(大阪府羽曳野市)と共同で企画した。
商品のポニーは、11歳のメスの白馬「white(ホワイト)」と、5歳のメスで、グレーの毛を持つ「gray(グレー)」の2頭のうち、いずれか1頭。どちらも大人で、体高は85~88センチ。
引き渡し窓口となる「ヴィテン乗馬クラブ・クレイン金沢」(粟崎浜町)によると、大型犬の飼育と同じ感覚で、一般住宅の庭や倉庫、ガレージなどで飼うことができるという。エサはウサギなどと同じ干し草。予防接種代と合わせて年間13万円程度の費用がかかる。このほか、1日1回の散歩と部屋の清掃が必要となる。
「乗ることはできないが、かわいくて、触って癒やされると思う」とクレイン金沢営業部サブチーフの辰己義和さん。香林坊大和の販売促進部企画広告課の瀬戸明日香さんも「午は『ウマくいく』という言葉でも使われるように縁起のいい干支。しつけがされていてペット感覚で飼えるのでいかが」と薦める。
価格は100万円。1袋限定。購入希望者は後日、ポニーに対面のうえ、引き渡しを受けることになる。