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北陸新幹線のレール1000人で歩こう-金沢開業1年半前イベント

昨年7月29日に開催された現場見学会の様子。この時もJR金沢駅―金沢市京町間の高架上を歩いた(金沢市提供)

昨年7月29日に開催された現場見学会の様子。この時もJR金沢駅―金沢市京町間の高架上を歩いた(金沢市提供)

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 2015年春の金沢開業を目指し、進められている北陸新幹線建設工事の現場を見学する「新幹線1000人レールウォーク」が10月12日、金沢市で開催される。開業記念キックオフイベントの一つで、現在、参加者を募集している。

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 東京と北陸を結ぶ北陸新幹線は既に東京-長野間が開業し、1992年8月に着工した長野-金沢間は2014年度末までに完成する予定となっている。工事を担当する独立行政法人「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」(横浜市)の鉄道建設本部大阪支社によると、同区間はこれまでに土木工事が全て完了し、現在、線路の敷設や電線工事、駅舎の建設などが行われている。内装に金箔(きんぱく)や加賀友禅、九谷焼を用いる計画の新幹線金沢駅(金沢市木ノ新保町)は8月末までに屋根を架け終える予定で、約6割の進捗(しんちょく)という。

 「1000人ウォーク」では、新幹線駅ホームや同駅近くのレールが公開される。

 当日は、金沢駅もてなしドーム地下広場に集合し、200人ずつ5グループに分かれて新幹線駅ホームを見学。続いて、レールが敷設された高架上の往復約1.5キロメートルを歩く。説明役は、同機構の金沢鉄道建設所、金沢鉄道軌道建設所、金沢鉄道建築建設所の所長らが務める。

 同日以降は一般県民が高架上に立ち入ることができなくなるため、この時がレール近くを歩ける最後の機会となる。

 主催する市プロモーション推進課の主査、善家正人さんは「北陸新幹線がもうすぐ金沢に来るということを、まず県民に意識してほしい。観光客が気持ち良く滞在できるよう、企業は企業なりに、小学生は小学生なりにできることを考えてもらえたらうれしい」と期待を込める。

当日、地下広場では、富山市や上越市など沿線の11自治体が特産品を並べる物産展「北陸新幹線と共につながるまち」も催される。

 「1000人レールウォーク」に参加できるのは県内在住の小学生以上で、自力で1.5キロメートルを完歩できることが条件。中学生以下は保護者同伴。参加無料。

 申し込みは往復はがきに郵便番号、住所、氏名、電話番号などを明記の上、金沢市南町2-1、ケィ・シィ・エス内北陸新幹線キックオフイベント事務局(TEL 076-262-2611)まで。詳細は金沢市ホームページで確認できる。締め切りは9月13日。定員は1000人で、応募者多数の場合は抽選となる。

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