金沢市野町と白山市鶴来を結ぶ北陸鉄道石川線で7月28日、「親子妖怪きもだめし電車」が走行する。車内には「妖怪」が次々と現れ、乗客を幻想の世界へといざなう。
きもだめし電車は毎夏恒例の1日限定臨時便。始発駅から終点までの約30分間、ノンストップで走り、途中、暗幕で窓を全て覆った車内に、白山市の鶴来青年クラブ会員が扮(ふん)するカッパや赤鬼などがおどろおどろしく姿を現す。
乗客も妖怪風の仮装で参加することができ、毎年、趣向を変えたメークと服装で乗り込む人もいるという。
北陸鉄道と同クラブなどが同線の利用客を増やすため、企画した。昨年は2便だけの運行だったが、人気を集めたため、今年は3便に増やした。
北陸鉄道企画部の担当者は「例年、たくさんの方に仮装で参加していただいている。盛り上がるので、今年も変わった面白い格好で来ていただきたい」と呼び掛けている。
定員は1便あたり250人で、料金は往復で大人=500円、子ども=250円。乗車には整理券が必要で、野町駅と鶴来駅で乗車券とセットで販売している。問い合わせは同社鉄道部妖怪電車係(TEL 076-272-2221)まで。