北陸新幹線金沢開業に向けた県民の思いをインターネット上で紹介する「カウントダウン時計」が今秋、公開される。7月20日・21日には金沢駅もてなしドーム(金沢市木ノ新保町)で撮影会が行われる予定で、主催者が参加者を募集している。
県内の経済団体や学識経験者らで組織する「STEP21県民推進会議」が主催する。
カウントダウン時計は、「1分間の恋」をコンセプトに、時刻を記した黒板を持つ女性の写真が1分ごとに切り替わるウェブ時計「美人時計」をアレンジ。開業後に県内を訪れる観光客にしてあげたいことや、新幹線に乗って行きたい場所などをしたためたボードを持つ県内の老若男女の写真が、画面上に次々と現れる。
撮影に参加できるのは、県内在住の2~5人の家族・グループで、1団体当たり4ポーズを写す。定員は90組。応募多数の場合は抽選になる。
公開は10月ごろから3カ月間、「カウントダウン北陸新幹線金沢開業」サイト上で予定しており、その後も新しい参加者を募って、2015年春の開業まで配信するという。
参加希望者は7月5日までに、事務局を務める県企画振興部企画課までメール(メールアドレスkikakuka@pref.ishikawa.lg.jp)か、ファクス(076-225-1315)で申し込む。参加無料。
同課参事の北村裕一さんは「撮影会に参加することで、もうすぐ北陸新幹線が来ると意識を高めてもらいたい。観光客向けの新しいメニューやお弁当、観光マップを作ったり、『道に迷っている旅行者がいたら声を掛けよう』と心がけたりして、金沢開業を盛り上げてもらえればうれしい」と話している。