金沢市芳斉の町屋に12月1日、「町屋パソコンスマホ塾あぽじら」(金沢市芳斉、TEL080-4631-3884)がオープンした。
同塾は町屋内の3部屋を使い、パソコンが並ぶ机と椅子を置いた教室スペース、受講生と談笑するためのコミュニティールーム、幅広く活用できる10畳の和室で構成される。
この町屋は昨年廃業した加賀友禅の染物店「松本染物店」跡で、1932(昭和7)年に建造された歴史ある建物。取り壊しの危機にあったところを、金沢町屋研究会の「おくりいえプロジェクト」によりシェアオフィスとして再生。町屋に憧れがあったという同塾の講師で、代表の伊藤雅恵さんの手に渡った。
同塾では、「50歳からのパソコン講座」と銘打って、中高年を対象にした講座も多数用意しており、「スマートフォンに興味があるが、息子たちに言うと怒られるからここに来た」と言う70代の人や、フェイスブック・ホームページ制作など「こんなことをしたいのだが、どうしたらいいか?」と聞きに来るシルバー世代の方々の駆け込み寺にもなっている。
伊藤さんは「金沢町屋とパソコンという全く違うものを融合させることに不安はあったが、この町屋に足を踏み入れた時、何を持ってきてもいいよ、受け入れるよ、と言ってくれているように感じた。スマホでもiPadでも、やりたいと思ったものは取りあえず持って来て!」と意気込む。
営業時間は10時~18時。日曜・月曜・祝日定休。入会金5,000円。マンツーマン講座は1時間3,000円、4時間1万円。お急ぎの方には1日特訓塾もあり。