ファッションビルのベルセル(金沢市竪町、TEL 076-265-3101)は3月8日、全館を、いわゆる「アキバ系」テナントの専門ビルに改装しオープンする。地方都市では「アキバ系」テナントを集積した専門ビルは極めて珍しいといわれ、北陸広域からの集客と「タテマチ」における「新しい客層」を掘り起こす核としての期待が高まっている。
全面改装では、1階をロリータ系の「アンジェリックプリティ」、パンク系やゴスロリ系の「ピースナウ、ブラックピースナウ」「KERASHOPAREA」「KERASHOP」「スーパーラヴァーズ」、靴の「ベリーズ」のファッションテナントで統一した。
さらに、2階、3階をアキバ系のフロアとし、先行開業した「アニメイト」やフィギュアの「ボークス」に加えて、金沢の女性向け同人誌「KAC」、男性向け同人誌「グレップ」、トレーディングカードの「マナソース」、フィギュアの「ギャング」、コスプレ用かつらの「メイプル」、中古レコードの「ホットソウルカーゴ」が出店する。また、フリルやレースを多用した服が人気の「ハートE」は、小売店に併設してカフェも営業。
ベルセルはこれまで、若者をターゲットにした古着やカジュアル衣料のテナントが中心だったが、駅前の「金沢フォーラス」の開業や、メンズに力を入れる「香林坊109」などとの差別化を目的として、サブカルチャーに焦点を絞った今回の全面改装に踏み切った。
営業時間は11時~20時。
KOHRINBO 109、3階をメンズフロアに-男性ファッション市場活発化(金沢経済新聞)タテマチドットコムアキバ経済新聞