本のリサイクルやリユースを目的としたイベント「ブックECO金沢」が、昨年に続き10月28日、柿木畠ポケットパーク(金沢市広坂)で開催される。
同イベントは、国民読書年をきっかけに開催され今年で3年目。本を通じて、地域のコミュニケーションを図り、街中ににぎわいを創出するのが目的。市内の企業経営者らの有志で構成する「金沢企業人フォーラム」が主催する。
市民が19の協力公民館に持ち寄った「おすすめの本」の中から、内容や状態の良い本をセレクトし会場に展示。来場者が持ち寄った本と交換するほか、本を持参しない人でも展示されている本の中から欲しいものがあれば、募金という形で入手できる仕組みとなっている。募金をした人には、特製の「水引しおり」を進呈する。残った本は募金と合わせ同市を通じて地域の生涯学習に役立てられる。
昨年は約7000冊の本が寄付され、約2000冊の本が持ち帰られた。同フォーラムメンバーの鶴見さんは「市民への認知度がアップしてきた。今までは通りすがりの人が多く立ち寄った感じだが、今年はこのイベントを目的に来ていただけるのでは」と期待を寄せる。
会場では、「古本なんでも相談室」「蔵書印・石のはんこを彫ろう」「絵本ライブ」「ビブリオバトル」のほか、学生によるアカペラライブや本供養も予定する。
開催時間は9時30分~16時30分。