日本フットボールリーグ(JFL)所属の地元チーム「ツエーゲン金沢」は3月24日、選手とサポーター・県民らとの触れ合いの場となる飲食店「ロッカールームカフェ」(金沢市示野町)をオープンした。
同チームによると、JFL所属チームがカフェを経営するのは初めて。店舗面積は約50平方メートルで、カウンター、テーブル合わせて24席を用意。赤と白のミネストローネスープをはじめ、パスタや日替わりランチ、生姜焼き定食、アクアパッツァなど約20種類のメニューを提供する。
クラブ事務所に併設し、練習場所の一つでホームグラウンドでもある県西部緑地公園にも近いため、選手たちが日常的に食事に訪れることになるといい、「健康に気を遣った料理を出したい。各選手の好きなメニューも出していく」とプロデューサーの宮田人司さん。
店内には60インチの大型モニターを設置し、同チームの過去の試合の映像を上映する。Tシャツや携帯電話用ストラップなどのオリジナルグッズも販売。
24日はオープンイベントが行われ、関係者やサポーターらが乾杯して開店を祝った。西川圭史ゼネラルマネジャーは「平日の昼は選手がいることが多いと思う。選手と気軽に触れ合っていただきたい」とあいさつした。DF滝川敬祐選手と今季加入した同吉野一基選手はサポーターたちと歓談し、共にビールの入ったグラスを傾けた。
「ご飯を食べに来ようと思っている。ファンの方との交流の場にしたい」と滝川選手。吉野選手は「(チームの成績が)悪い時はサポーターから檄(げき)をもらい、いい時は共にハッピーになれる。どんどんカフェを使って盛り上げていきたい」と期待を込める。
営業時間は11時30分~20時。