世界中から集めた傑作CM200本を上映する「世界のCMフェスティバル」が3月3日、石川県県立音楽堂（金沢市昭和町）で開催される。

「世界のCMフェスティバル」上映作品の一例

　フランス発の同フェスは、1999年に日本でも開催が始まった人気イベント。今回も全国約20カ所で開催され、金沢では4回目となる。CMづくりの世界基準が分かる「ハイクオリティーな」作品や、行ったことのない国々の「今」がリアルに伝わるCMなど、CMという名の「短編映画」の醍醐味（だいごみ）が人気を集めている。

　金沢事務局を務める栗田恵子さんによると、「今回は『笑えるCM』『考えさせられるCM』『美しいCM』『ハラハラするCM』など、さまざまなタイプのCMをバランスよく上映する」という。一例として、「英国のロイヤルウエディングのパロディー」「エジプトのこわいパンダ」「コカコーラとペプシの運送係対決」「スターウォーズinアディダス」「セクシーなサッカー選手ロナウド」など。上映スケジュールは昼・夜の部共、第1部（60分）の後、抽選会を兼ねた休憩タイムを挟んで、第2部（60分）となっている。

　栗田さんは「世界の文化やユニークな人間模様などさまざまな部分で驚きや発見があるのがCMの魅力。クリエーターの意図や技術にも注目してほしい」と来場を呼び掛ける。

　開演時間は、昼の部＝14時30分、夜の部＝18時30分。入場料は2,500円（前売り＝2,000円）。チケットは、チケットぴあ・ローソンチケットのほか、同フェスサイトで取り扱う。