小松空港の新たな国際便となる台湾便の就航日が、6月1日に正式に決定した。定期便は木曜・日曜の週2便で、小松着が18時、小松発が19時30分となった。機材はエアバス社のA330-200(252人乗り)が使用される。
小松-台湾便は昨年11月、日本と台湾の民間協会間で開設が合意された。当初、エバー航空は3月30日から週2便で運航の意向だったが、機材繰りの難しさから6月1日からに延期となった。
小松発着の時刻は利用者の利便性を考慮して、当初予定より各40分繰り上がった。これは、空港近くにある加賀温泉郷の関係者からの「旅館でゆっくりできるよう到着時刻を早めてほしい」との要望に沿った形。出発時刻も40分繰り上がったことで、県内の旅行代理店の間からは「台湾ツアーの日程が前より組みやすくなった」と歓迎する声が漏れる。
今後、エバー航空は石川県内に事務所を開設するなど本格的な準備に入る一方、石川県関係者は「台湾での日本ブームは追い風だが、搭乗率アップには北陸から台湾に送り出す観光客も不可欠。双方にとって魅力ある周遊コースを提案するなどしたい」と話している。