石川県中央公園（金沢市広坂2）で5月5日、「こどもの日」のイベント「ラブ・チャイルド」が開かれ、親子連れが絵本作家とのお面作りやアフリカンダンス体験など多彩な催しを楽しんだ。

段ボールを使ってお面を作る親子連れ

　ラブ・チャイルドは、かほく市高松、イベント運営梶信行さん（42）が4年前の長女誕生をきっかけに企画した子ども向けイベント。昨年からこどもの日に合わせ、仲間とともにボランティアで開催している。

　協力した絵本作家は、東京都在住で「ブラッキンダー」「おばけドライブ」などの著作があるスズキコージさん。集まった親子連れはスズキさんが作ったお面を参考に、段ボールと布、毛糸、風船を使ってユニークな顔に仕上げた。完成後にはお面をかぶってパレードを行い、ヒーローとヒロインの気分を味わった。

　アフリカンダンス体験では、子どもたちが愛好家グループ「カタンナ」の踊りに合わせて手足を動かしリズムをとった。披露されたのは、太陽や大地の神に感謝を表し、まいた種の成長を祈る楽曲「ありがとう」で、珍しいアフリカの太鼓「ドゥンドゥン」や「ジャンベ」の音色に大人も聴き入った。

　会場にはハンモックランドも設けた。父親や母親が布製ハンモックをブランコのように揺らし、中に寝転がった子どもたちは歓声を上げて喜んでいた。不用になったおもちゃや絵本の交換会も行われた。