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スマトラ島の子どもたちが写した自然と生活-金沢「モンベル」で写真展

カメラを手に、写真を撮影するインドネシア・スマトラ島の子ども(WWFジャパン、NPO「ワンダーアイズプロジェクト」提供)

カメラを手に、写真を撮影するインドネシア・スマトラ島の子ども(WWFジャパン、NPO「ワンダーアイズプロジェクト」提供)

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 金沢のアウトドアショップ「モンベル金沢店」(金沢市本町1、TEL076-260-2561)で1月9日から、インドネシア・スマトラ島の子どもたちが失われつつある自然や生活風景を撮影した写真を紹介する「スマトラの森 Forest Calling写真展」が始まった。

13歳のRozi Nurbitさんが撮影した「失われていく森…」

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 主催は、世界自然保護基金(WWF)ジャパンと同インドネシア、写真を通じて日本と世界の子ども同士の交流を後押しするNPO「ワンダーアイズプロジェクト」で、アウトドア用品を製造・販売するモンベル(大阪市西区)が協賛した。

 撮影者は、同島に暮らす6歳~17歳の延べ174人。WWFジャパンのスタッフと同NPO代表の永武ひかるさんが2009年10月、子どもたちにデジタルカメラとレンズ付きフィルムの使い方を指導し、南東部のブキ・バリサン・セラタン国立公園や中西部のテッソ・ニロ国立公園、自宅、周辺の村落などを自由に写してもらった。経済的に貧しい南東部では、カメラに触るのが初めてという子どもが多く、興奮気味に周囲にレンズを向けていたという。

 展示したのは約50点で、輸出用のアブラヤシを植えるために無断で燃やされた公園内の熱帯雨林や、島内に咲く食虫植物、川の中で遊ぶ友人の姿などが捉えられている。プロカメラマンが撮影した野生動物の写真も展示する。

 営業時間は10時~20時。入場無料。1月30日まで。

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