生物の多様性と人間活動が共存する日本の里地・里山・里海を考えるセミナー「里地・里山と豊かな暮らし」が12月17日、ITビジネスプラザ武蔵(金沢市武蔵町)で開催される。
主催はサステイナビリティ・サイエンス・コンソーシアム(SSC、東京都千代田区)。今年は国連が定めた「国際生物多様性年」にあたり、そのクロージングイベントが12月18日・19日、金沢市で開催されることから、関連イベントとして市民が参加できる対話型のセミナーが企画された。
同セミナーで講師を務めるのは、同イベントに合わせ日本学術会議が実施する「生物多様性の保全と持続可能な利用」をテーマにした国際会議で基調講演を行う武内和彦さん。「この機会にぜひ、石川県民や経済界関係者らと対話の場を設けたい」とリクエストした。当日は、武内さんが「里地・里山と豊かな暮らし」と題し講演を行った後、参加者との対話を進める。
武内さんは「持続可能な社会の構築」を課題に、東京大学のほか11大学と機関、政府、自治体、企業、NPOなどと連携しながら実践活動に取り組む同法人の推進役の一人。緑地環境学、地域生態学、サステイナビリティ学が専門で、人と自然の望ましい関係の再構築を目指して、アジア・アフリカを主対象に研究教育活動を行っている。
開催時間は18時40分~20時40分。定員は100人。参加無料。参加申し込みは同法人のサイトか、TEL 080-4004-7171まで。定員に達し次第締め切る。