金沢の近江町いちば館(金沢市青草町、TEL076-231-3323)は毎月18日を「いちば館の日」と定めた。初めての「お買い得デー」となった6月18日、地階のレストランや商店が1日限定のサービス品を用意して買い物客を出迎えた。
同館は昨年4月16日のオープンから1年以上がたつものの、地階と2階の店舗はまだ認知度が低いとして、「いちば」の語呂合わせで毎月18日を「いちば館の日」と決め、セールを繰り広げることにした。
初回の今回は地階の10店舗が参加し、パン店は通常150円のチーズパンや140円のメロンパンなどを120円で販売。カレー店は、定価730円のウインナーカレーを500円で提供し、さらに17時以降はサラダをサービスした。ドラッグストアはトイレットペーパーを40円引きにしたほか、特定商品の購入客にプレゼントを用意した店もあった。
来月以降は2階の飲食店も加わる予定で、1階の生鮮3品を扱う商店にも協力を呼び掛けている。
同館では同日より毎日、併設駐車場の17時から23時30分までの利用料金を無料にした。地階は20時まで、2階の飲食店街は23時まで営業しているものの、近江町市場内の店舗が閉まる夕方以降は客足が減ることから、夜間の集客を図るためにと考案した。
駐車場の日中の通常料金は1時間=100円、1時間30分=150円で、以後30分ごとに100円が加算される。収容台数は100台。
同館管理組合営業本部長の岡谷清史さんは「駐車場に車を止めた人がすべて『いちば館』内で食事をしてくれるとは限らないが、館内にこういう店があると認知してもらえる効果もあると思う。郊外の方も足を運びやすくなるのでは」と集客効果に期待する。