金沢21世紀美術館で「ミナ ペルホネン」展-ブランド15周年記念で

金沢21世紀美術館で開催されている「ミナ ペルホネン The future from the past 未来は過去から」展

金沢21世紀美術館で開催されている「ミナ ペルホネン The future from the past 未来は過去から」展

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 金沢21世紀美術館(金沢市広坂、TEL 076-220-2800)のデザインギャラリーで現在、「ミナ ペルホネン The future from the past 未来は過去から」展が開催されている。

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 同展は、デザイナーの皆川明さんが1995年に立ち上げたブランド「ミナ ペルホネン」が今年15周年を迎えたことから、過去のデザインをアーカイブとして繰り返し復刻する一方、絶え間なく新しいデザインを生み出す同ブランドのスタイルを、対比する2点のドレスの展示により「未来と過去のつながり」を表現している。

 ブランド名「mina perhonen(ミナ ペルホネン)」は、皆川さんがスカンジナビアへの旅を重ねる中で得た言葉「mina=わたし」と「pcrhoncn=ちょうちょ」を合わせて名付けらた。「身に着けた人が、その人らしくあってほしい」「チョウの美しい羽のような図案を軽やかに作っていきたい」という願いが込められている。

 当初はメンズファッションブランド「ミナ」として設立され、「時の経過により色あせることのない服」「身に着ける度に気分が高揚する服」を目指した服作りを進めてきた。一貫してテキルタイルをオリジナルでデザイン、手描きの図案を織りやプリント、刺しゅうで表現するほか、国内外の生地産地と連携し素材や技術の開発にも精力的に取り組んでいる。

 現在は、ウィメンズやキッズアイテムにもラインアップを広げるほか、家具やファブリック、器のコレクションも発表するなど、デザインの領域を広げている。2006年にはデンマークのKVADRAT社により、皆川さんがデザインした生地が発表・発売されるなど、海外メーカーとのコラボレーションも相次ぐ。そうしたテキスタイルデザインに象徴されるものづくりへの情熱が理解され、2006年には「毎日ファッション大賞」を受賞した。

 開催時間は10時~18時。月曜休館(5月3日は開館)。5月30日まで。

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