「石川の食文化」をテーマに、金沢を中心として多彩なイベントが繰り広げられる「フードピア金沢2010」(フードピア金沢開催委員会=金沢市尾山町9、TEL076-232-1000)の一環で、地物や全国各地の人気屋台料理が楽しめる「フードピアランド」が2月11日、金沢市広坂の石川県中央公園で始まった。
初日の11日は雪まじりの雨が降るあいにくの天気となったが、家族連れやグループなど、多くの人でにぎわった。会場の公園内には、炭火コンロで能登直送のカキやイカを焼いて食べる「囲炉裏(いろり)村」、和食・洋食・中華・エスニックなど各地の名物料理が並ぶ「屋台村」、札幌、喜多方、博多などから全国各地の有名店が出店する「ラーメン横丁」、まきストーブで暖を取りながらくつろぐお座敷テント「雪見宴席」などの飲食コーナーが登場。人気店の前には傘の列ができた。中央には特設ステージも設け、ダンスや太鼓演奏などのパフォーマンスが繰り広げられた。
福井県から訪れたという家族客は「何を食べようか迷ったが、においにつられて囲炉裏村に入った。殻付きのカキが新鮮でおいしかった」と笑顔で話していた。
「フードピア金沢」は、石川の食文化とそれを育てた風土を満喫できるイベントで、1985(昭和60)年から開催され、石川の冬を代表する食の祭典として親しまれている。
開催時間は10時~17時。入場無料。フードピアランドは2月14日まで。