昨年の仮オープンから1周年を迎えた金沢の近江町市場「いちば館」(金沢市青草町)地下1階で現在、能登の物産を扱う「手づくり地物市」が期間限定営業している。
同館ではオープン以来、同市場が始めた日曜営業も奏功し客足が伸びる中、地下1階の集客が課題となっていた。隣接する百貨店「名鉄エムザ」との地下連絡通路出入り口付近の店舗スペースが空いていることから同店の出店が決まった。
出店しているのは能登町のそば店「夢一輪館」(TEL 0768-76-1552)で、元役場職員のオーナー高市範幸さんが打つそばは素材へのこだわりから人気を集めている。現在は地元の食材を使った食品加工も手がけ、中でもブルーベリー加工品は町の特産品として広く知られるようになった。豊かな広葉樹の山にキノコが育つ環境を整える「キノコの山づくり」活動も行うなど、積極的に能登の魅力を発信する。
同店で販売されているのは、「一番人気」の薫製豆腐「畑のチーズ(塩味・いしり味)」(各330円)のほか、薫製能登和牛(3,150円)、猪部里子豚(1,500円)、能登の原木乾しシイタケ各種(840円~)、カキみそ(630円)、ブルーベリー邪無「ジャム」(630円)、能登の魚?(ぎょしょう)「いしり」(525円)、海洋深層水を使った「縄文の塩」(525円)、能登の梅干し(525円)、しその粉(350円)など約30品目。
同店スタッフは「観光客も多く訪れる近江町市場で、能登の地元の食材(じわもん)の魅力を多くの人に知ってほしい」と来店を呼びかける。
営業時間は10時~18時。1月1日~3日休業。来年2月28日まで。