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金沢・ひがし茶屋街に鋳物メーカー「能作」新店 カフェやワークショップも

ひがし茶屋街にオープンした「能作」

ひがし茶屋街にオープンした「能作」

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 鋳物メーカー「能作」(富山県高岡市)の新店舗が10月16日、金沢の観光地・ひがし茶屋街にオープンした。

ひがし茶屋街にオープンした「能作」

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 金沢市東山1丁目の古民家を改装した同店。店舗面積は約85平方メートル。スズ製食器など約200点をそろえ、同店オリジナルメニューを提供するカフェや、ワークショップスペースも併設する。

 カフェでは、スズ製食器を使った「手毬(てまり)むすび茶漬け」(1,980円)、「手焼き団子」(1,320円)をはじめ、スズ、ガラス、陶器の異なる素材の酒器で提供する「地酒呑み比べセット」(2,200円)などを用意。ネックレス、ブレスレット、キーホルダーなどのベースアイテムを選び、文字や刻印を打って、オリジナルアクセサリーが製作できるワークショップの所要時間は20分程度。

 能作は1916(大正5)年に富山県高岡市で創業。仏具、茶道具、花器などを製造する下請けメーカーだったが、近年ではスズの曲がる特性を生かしたテーブルウエア、真ちゅう製の風鈴や花器など、オリジナル製品が国内外で注目されている。

 久司真吏亜店長は「スズは金属の中でも柔らかいため、さまざまな形に加工しやすい面白い素材。伝統工芸でありながら、現代にマッチしたスタイリッシュなデザインにもできる。お酒の味がまろやかに感じると思うので、器で飲み比べてもらいたい。金沢は伝統工芸が盛んな街。同じ北陸の仲間として、しっかり発信していきたい」と話す。

 営業時間は10時~17時30分。第1・3火曜定休。

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