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金沢の武家屋敷で恒例のライトアップ 庭や土塀が夕闇に浮かび上がる

ライトアップされた寺島蔵人邸の門と土塀

ライトアップされた寺島蔵人邸の門と土塀

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 武家屋敷の庭を夜間に公開する「秋の宵 ドウダンツツジのライトアップ」が10月24日・25日、寺島蔵人(くらんど)邸(金沢市大手町)で行われた。

寺島蔵人邸のライトアップイベント

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 加賀藩に仕えた武士の屋敷で、築200年以上の建物や庭がある同施設。かつて金沢城の正面玄関でもあった大手門からも近く、現在では住宅が立ち並ぶ静かな路地に面している。寺島家から寄贈され、金沢市指定文化財史跡として市が管理、公開している。毎年、春と秋にそれぞれ2日間、18時~20時に庭などをライトアップして特別公開している。

 初日の開場時間前には10人ほどが列をつくった。中には外国人旅行客の姿もあった。植えられたドウダンツツジは、こぢんまりとした庭にもかかわらず樹齢300年以上の古木や高さが4メートルほどある巨木があり、ライトアップによって樹形が立体的に浮かび上がった。そのほかモミジなどの木々も、華やかに夕闇に映し出された。通りに面した大きな門や土塀、石垣もライトアップし、普段とは異なった街の風情を演出した。

 施設の係員は「これから紅葉の季節になると、さらに見応えが増す。昼間でもきれいなので見に来てほしい」と呼びかける。

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