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スシローが能登小木港のイカを使った期間限定ラーメン 震災復興の願い込め

商品をアピールする永宝水産社長の小川栄次さん

商品をアピールする永宝水産社長の小川栄次さん

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 回転すしチェーン店「スシロー」(大阪府)が「能登小木港いかのせいか白湯(パイタン)醤油(しょうゆ)ラーメン」の発表会を9月8日、金沢駅西店(金沢市駅西新町)で開いた。

スシローが期間限定で販売する「能登小木港いかのせいか白湯醤油ラーメン」

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 全店舗で今月10日~28日の期間限定で提供する。

 同店は昨年6月に日本国内のご当地グルメとコラボレーションする「ジモメシ」プロジェクトを始めた。今回は「青森味噌(みそ)カレー牛乳ラーメン」「鹿児島ジモメシ 鮪(まぐろ)しょう油ラーメン」に続く第3弾。三大イカ釣り港として知られる能登の小木港で水揚げされた「小木の船凍(せんとう)するめいか」を煮付けにして、「白湯醤油ラーメン」にトッピングする。

 「小木の船凍するめいか」は水揚げ直後に船内で急速冷凍し、鮮度の高さや甘み、ねっとりとした柔らかさが特徴。小木港で明治末期からイカ漁を行う永宝水産(能登町)が仕入れに協力する。

 同プロジェクト推進PRリーダーの福井ひとみさんは「能登半島地震で被災した地域を支援するため、能登の食材を取り入れたメニューを検討していた。コラボをきっかけに能登の魅力を多くの人に伝え、食べてもらうことで応援の輪を広げたい」と話す。

 発表会には永宝水産6代目社長・小川栄次さんも登壇した。小川さんは「小木のイカは能登の人にとってソウルフード。全国展開するスシローからの打診で、地震により能登を離れ、今も全国各地に避難している人たちに食べてもらいたくて協力を決めた。能登はまだ復興の途中だが、震災の風化も懸念している。食材を通じて能登の実情を知ってもらい、復興への一歩となれば」と話す。

 価格は460円~(店舗によって異なる)。

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