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石川県立図書館で「ナイトミュージアム」 クラシック音楽と狂言がコラボ

クラシック演奏に合わせ、狂言を舞う十世三宅藤九郎さん

クラシック演奏に合わせ、狂言を舞う十世三宅藤九郎さん

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 「金沢ナイトミュージアム2025『一期一会 ~一夜限りのコラボレーション~』」が9月5日、石川県立図書館(金沢市小立野2)で開かれた。

「一期一会 ~一夜限りのコラボレーション~」公演の様子

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 夜の文化施設めぐりを楽しむイベント「金沢ナイトミュージアム2025」アートプログラムの一環。夏から秋にかけて金沢市内の文化施設、空きビル、広場などを会場に、音楽・演劇・映画など30以上のイベントを行う。当日は、クラシック音楽トリオ「トリオアキネイ」のバイオリニストのジドレさん、オペラ歌手の秋本悠希さん、ピアニストの松永みなみさんの演奏に合わせ、女性狂言師の十世三宅藤九郎さんが狂言を舞い、約50人が観賞した。

 トリオアキネイが、バッハ作曲「主よ、人の望みの喜びよ」やラスカ作曲「七つの俳句」などを演奏。カッチーニ作曲の「アベ・マリア」や山根明季子さん作曲「リボンの血肉と蒸気」など4曲を、三宅さんの狂言とコラボレーションした。アンコールでは、三宅さんが「鬼のパンツ(フニクリ・フニクラ)」の歌詞を、狂言をPRする替え歌で熱唱し、会場からは手拍子が上がった。

 三宅さんは「江戸時代に三宅藤九郎が加賀藩のお抱え狂言師として金沢でも活躍したと文献に残っている。その縁もあり、今回のコラボが実現した。金沢はとても好きな街だが、コロナ禍以降来られていなかった。披露できてうれしい」と振り返る。

 「金沢ナイトミュージアム2025」は10月28日までの指定日に、金沢市内各所で開かれる。

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