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金沢駅近くの倉庫で展覧会 若手作家9人の作品を探検するように楽しむ

展覧会「鍛冶町倉庫(仮)」の様子

展覧会「鍛冶町倉庫(仮)」の様子

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 金沢駅近くの若手作家の立体オブジェ専門店「ArtShop月映(つきばえ)」(金沢市安江町、TEL 076-256-5371)奥の倉庫で現在、展覧会「鍛冶町(かじまち)倉庫(仮)」が行われている。

【VRで読む】ArtShop月映で開催中の展覧会「鍛冶町倉庫(仮)」

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 現在は使われていない倉庫を会場に、金沢などで活動する若手作家9人が陶芸、金工、漆芸などの作品を展示する。参加作家の宮永春香さんが同倉庫を訪れた際、展示スペースとして魅力を感じ、「この空間に対して何ができるか考えたら面白いのではないか」と企画を立ち上げたという。

 「鍛治町」は同店近隣の旧町名。ものづくりを手掛ける商家などが多く、同倉庫はかつて加賀友禅の工房や漁網店だったという。今回は、昔の痕跡がそのまま残る空間に、作家が普段から作っている作品と同倉庫に合わせて新たに作った作品を展示する。

 四井雄大さんが床の穴をふさぐように作ったマンホールのような陶芸作品、金保洋さんの色鮮やかな漆のオブジェ、薮内公美さんによる天井に掛けた銅素材の作品などのほか、庭には上田剛さんが古木の穴に合わせて作ったブロンズ作品など、隣接する倉庫には井上藍さんが縦長の空間を生かして作った染色作品を展示する。

 宮永さんは「倉庫内外に作品が点在していて、探検するような気分で楽しんでもらえると思う」と話す。若手作家が批評をもらえる場が少ないことから、同展に対する批評を募り、各作家の文章と共に冊子を作る予定で、井上さんは「気軽に立ち寄って、感想を寄せていただけたら」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~18時。月曜定休。入場無料。3月18日まで。

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