金沢21世紀美術館で「二十一世紀塾」開講-多彩なゲスト招く

初回ゲストとして登場したリリー・フランキーさんと河瀬直美さん

初回ゲストとして登場したリリー・フランキーさんと河瀬直美さん

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 金沢21世紀美術館(金沢市広坂1、TEL 076-220-2800)は8月2日、幅広いジャンルから多彩な顔ぶれのゲストを招き、参加者を交えた寺子屋的な場を作り出していく「二十一世紀塾」を開講した。

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 同館のシアター21では、初回ゲストのリリー・フランキーさんと河瀬直美さんが「らしく、生きて、つくる。」をテーマにトークを繰り広げた。

 同塾は、さまざまなジャンルで活躍する知識人、アーティストとの話場を定期的に設置、発展させて行く取り組み。モデレーターが人選を行い、ゲストから普段は聞き出せないような話を引き出す。今年度のモデレーターを務めるのは、メディアプロデューサーの桑原茂一さん、作曲家の藤枝守さん、舞台プロデューサーの小沢康夫さん。全5回の開講を予定している。

 桑原さんのプロデュースによる初回と第2回は、「21世紀の自由人とは?」をテーマに掲げ、生きる哲学を探る。初回には約160人が参加し、桑原さんの問いかけに対するリリーさんと河瀬さんの答えやゲスト同士の掛け合いに耳を傾けた。

 桑原さんとは30年来の付き合いだというリリーさんは、普段の暮らしぶりや世の中に対する見方、リリー・フランキーという名前の由来などについてコメントし、しばしば交えられる冗談が会場の笑いを誘った。桑原さんから発せられた「多くの人が自分らしくするために一生懸命になっているのに、なぜ、自然体で自分らしくいられるのか」という疑問には、「自分に興味がある人が自分探しをするのであって、私は自分に興味がなくて、回りのことや好きな人に興味があるからでは」と答えた。

 河瀬さんは、初めて映像作品を撮ったときの話や映画制作にかける思い、今秋公開予定の最新作「七夜待(ななよまち)」のロケ先・タイでの撮影談などについて語り、今後の活動について「コメディー映画を撮りたい」との希望を述べ、リリーさんに「脚本を書いてください」と「公開依頼」した。

 後半は参加者からの質問に答える形でトークを展開し、ゲストの2人が参加者の悩みや疑問に独自の視点で答えた。

 第2回は10月4日、ゲストに脳科学者の茂木健一郎さんを迎えて開催を予定している。第2回以降の情報は随時、金沢21世紀美術館シアター21のホームページに掲載される。

金沢21世紀美術館シアター21メディアクラブンキングロックンロールニュース河瀬直美オフィシャルサイト

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