石川県庁近くに11月2日、スープカレーの専門店「さくらChop!!」(金沢市鞍月、TEL 080-3749-0133)がオープンした。
2013年4月に県内で初のスープカレー専門店を開いた「MOGU(モグ)」(福増町)の姉妹店となる同店。店主の西井寛人さんはスープカレー発祥の北海道でホテルマンとして働く中、その魅力にほれ込み道内70店舗以上で食べ歩き修業を重ねた。街中への立地を願っていたが、当時は実績もなく郊外への出店を決めざるを得なかったという。
「MOGU」開店から2年半を経て、金沢でスープカレーの認知度を高め「郊外でもわざわざ行きたい店」として地元の人から人気を集める。その実績を踏まえ今回、念願のエリアへ出店を果たした。ターゲットとするのは近隣のオフィスワーカーや展示会議場、病院を訪れるなどの幅広い客層。店舗面積は約50坪で、テーブルとカウンターの40席を設ける。客単価は1,500円程度。
店名の「さくらChop!!」は、同店をいずれ従業員に託すことを念頭に「桜の木のように人を引き寄せ、地域に根付いて花を咲かせてほしい」という思いから「さくら」、「スープカレーを日本の食文化に育てたい。日本食文化と言えば『箸(はし=Chopstick)』」という思いから「Chop」とした。
「地元や北海道の食材など『旬のいいもの』なら何でも積極的に取り入れたい」と話す西井さん。「MOGU」で一番人気の「チキンと野菜のスープカレー」(1,280円)や「焦がしベーコンとこんがりベーコンのスープカレー」(1,180円)などを引き継ぎ、今後は同店限定の「第3のカレー」の提供も予定する。ランチセット(1,350円)は、ドリンクとサラダ付き。全てのメニューでベースのスープ(トマトスープかココナツ)と辛さ(10段階)を選べる。ご飯とスープの量やトッピングは有料でカスタマイズできる。
西井さんは「まずは一度足を運んでいただいて、当店の味を試してほしい。スープカレーのファンが増えていけば」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時~22時。水曜定休(祝日は営業)。