金沢・竪町商店街のタテマチ広場で11月1日、北陸最大級となるイルミネーションツリーの点灯が始まった。
ツリーは、同商店街振興組合がにぎわい創出の目的で設置したもので昨年に続き2年目。高さ9.2メートルのツリーと周辺のケヤキ樹木につけられた3万1600個のLED電球がロマンチックな雰囲気を演出する。
10月31日には、事業費2億8,000万円をかけ、総延長430メートルのタテマチストリートに、22基の街路灯や防犯カメラ、照明・スピーカーがついた高さ70センチの車止めを各36基、ベンチを16基新設した。設備の老朽化や、歩行者の安全性向上、商店街の魅力アップが目的だという。
同商店街には今年、ジュエリーやブライダル関係の店舗、深夜まで営業する飲食店などが新規に出店。9月には近隣に大型商業ビル「片町きらら」がオープンし、竪町パーキングの利用者や回遊客が商店街を訪れるケースが増えてきているという。
担当者は「主役はあくまで『人』『店』とし、昼は景色に溶け込み夜は存在感を発揮する街路灯が出来上がった。夜でも安心して買い物ができる明るい街に生まれ変わったタテマチに、ぜひお越しいただければ」と呼び掛ける。「スタイリッシュにライトアップされた街と併せて、イルミネーションツリーも楽しんでほしい」とも。
点灯時間は16時~翌1時。来年2月14日まで。